第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

立地部門[Forest Environment]

日付 2024年3月10日
開始時刻 10:45
会場名 341
講演番号 I5
発表題目 スギ人工林域の炭素吸収量の将来予測-スギの面積縮小と高齢級化の影響-
Future prediction of carbon removal in the currently cedar-planted zone in Japan
所属 森林総合研究所九州支所
要旨本文 我が国では,木材生産のための人工林が将来にかけて減少するとみられている。その一方で,人工林の炭素吸収機能に対する期待は依然として大きい。本研究では,スギ人工林の面積・齢級の推移が炭素吸収量に及ぼす影響を全国レベルで明らかにするため,異なる4つの再造林シナリオを設定し,炭素吸収量のモデル予測を行った。具体的には,全国約5万メッシュのエリアを対象に2010年時点のスギ人工林の齢級構造と資源蓄積を再現し,将来にかけてスギの伐採速度と再造林率の異なる4つのシナリオについて,炭素循環モデルBiome-BGCにより2050年,2090年の炭素吸収量を推定した。気候シナリオはCMIP6の5つの気候モデルを利用し,SSP1-2.6とSSP5-8.5シナリオを評価した。その結果,4つの再造林シナリオは程度の差はあるが,いずれも2010年に対し2050年の炭素吸収量の低下を示し,その主たる要因はスギの高齢級化と広葉樹二次林の増加の2つであった。
著者氏名 ○鳥山淳平1 ・ 橋本昌司1,2 ・ 中尾勝洋1 ・ 斎藤琢3 ・ 西園朋広1 ・ 内山憲太郎1 ・ 荒木眞岳4 ・ 村上亘1 ・ 平田泰雅1
著者所属 1国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 ・ 2東京大学大学院農学生命科学研究科 ・ 3岐阜大学流域圏科学研究センター ・ 4林野庁森林整備部研究指導課
キーワード スギ, 炭素循環モデル, 管理シナリオ
Key word Japanese cedar, Carbon cycle model, Management scenario