講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付	2024年3月10日
開始時刻	11:15
会場名	441
講演番号	D28
発表題目	航空レーザー計測による単木樹高データを用いた最大積雪深と樹高成長の関係 Relationship between maximum snow depth and tree height growth using single tree height data measured by ALS
所属	長野県林業総合センター
要旨本文	近年の航空レーザー計測（ALS）技術の進展により，DSM（数値表層モデル）から樹頂点を抽出し，同位置におけるDEM（数値標高モデル）との差から単木樹高データを得ることが可能となり，森林資源を把握するために利活用することが期待されている。ALSによる単木樹高データを林相区分図や森林簿の樹種，森林簿の林齢情報とリンクさせることにより，地位をこれまでに比べて詳細に評価することが可能になる。また，積雪寒冷地においては，樹高成長に及ぼす雪の影響も無視できない。本研究では，木材生産林として利用すべき林地を抽出するために，現況の針葉樹人工林におけるALSによる単木樹高データを用いて，樹高成長に及ぼす積雪深の影響を評価することを試みた。市町村ごとに単木樹高の属性情報に林相区分図の樹種，森林簿データ，国土交通省メッシュ気候値（2020）を結合した。単木樹高データの有効性の判断基準としては，林相区分と森林簿の樹種が一致すること，森林簿の林種が人工林であること，森林簿の混交率が100％であること，森林簿の施業班面積が0.5ha以上であることとした。これら条件をすべて満たすデータを抽出し，統計解析を行った結果を報告する。
著者氏名	○大矢信次郎
著者所属	長野県林業総合センター育林部
キーワード	航空レーザー計測, 最大積雪深, 樹高
Key word	airbone lazer scanning, maximum snow depth, tree height