第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

経営部門[Forest Management]

日付 2024年3月8日
開始時刻 16:45
会場名 413
講演番号 D17
発表題目 里山林内に生育するスギ・ヒノキの生態系サービスの貨幣価値評価
Monetary value evaluation of the ecosystem services of cedar and cypress growing in satoyama forests
所属 人間環境大学
要旨本文  里山林再生のためには、里山整備に取り組む関係人口を増やすことが重要である。そのために、里山林の持つ機能を貨幣価値として示すことも効果的といえる。本研究では、放置里山林内に生育するスギ・ヒノキを対象にして、その生態系サービスの貨幣価値と、それに影響を与える要因の解明を目的とした。 対象地は愛知県岡崎市内にある人間環境大学の演習林とした。無人ヘリコプターによるレーザー計測等を行い、全樹木の樹高、樹冠径、胸高直径、樹冠長、樹種を調べた。取得データから、i-Tree Ecoを用いて単木貨幣価値を算出した。また、対象樹木の樹高Hと樹冠径CD、対象樹木から半径5m内に生息する全樹木の平均樹高mH、樹高合計tH、平均樹冠径mCD、樹冠径合計tCDを調べ、これらが貨幣価値に与える影響を解析した。 スギ及びヒノキの貨幣価値は、年間1本あたりそれぞれ平均461円及び252円であった。両樹種ともに、貨幣価値とH、CD、mH、mCDとの間に正の相関が認められた。生態系サービスの貨幣価値を高めることについても、間伐や除伐等によって、周辺樹木も含めて樹高や樹冠径を大きくする整備が重要と考えられた。
著者氏名 ○江口則和1 ・ 谷地俊二1 ・ 平山高嗣1 ・ 瀬口栄作2 ・ 矢嶋準2
著者所属 1人間環境大学環境科学部 ・ 2ヤマハ発動機株式会社森林計測部
キーワード 放置里山林, 個体間競争, i-Tree Eco, LiDAR, UAV
Key word abandoned satoyama forest, competition, i-Tree Eco, LiDAR, UAV