第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

風致・観光部門[Landscape Management and Tourism]

日付 2024年3月8日
開始時刻 18:00
会場名 441
講演番号 B3
発表題目 茨城県阿見町における竹林の現状と竹林を活かした地域づくりの可能性
Status of bamboo forests and the possibility of local development in Ami Town, Ibaraki Prefecture
所属 東京農業大学
要旨本文 日本の里山の竹林は、建築、造園資材道具やタケノコ等の食用として利用されることで維持され、日本人の生活に密着した竹の文化が継承されてきた。現在日本では放置された竹林が里山景観を荒らす竹害がおきている。林野庁(2017年)によると日本で竹林が16.7万haあるとされ、竹林が25%以上侵入している森林面積は約42万haあると推計されている。本論ではタケノコ生産がなされていた茨城県阿見町君島地区において竹林拡大の要因とその拡大分布量を明らかにし、竹の有効活用を論じた。タケノコ生産農家への調査より竹林が拡大した要因は、田植え時期が早まったことによりタケノコ収穫作業ができなくなったことであり、その背景の一つは、水稲の早生品種の導入、耕地の集約化、農業用水路の整備等により稲作の作付け時期が早まったこと、二つ目は農家数の減少により一人当たりの耕作面積が増加し、早く田植えを始めないと作業が終わらないため徐々に田植えが早まったことであることがわかった。また空中写真を用いた君島地区内の竹林面積は1975年に24.6ha、2020年に70.7ha、2.9倍に拡大していたことが明らかになった。最後に竹林の有用利用、その多面的価値について考察した。
著者氏名 ○入江彰昭1 ・ 岸本ひかり2 ・ 浅野裕治3 ・ 宮林茂幸4
著者所属 1東京農業大学地域環境科学部 ・ 2株式会社ユードム ・ 3茨城県阿見町役場 ・ 4東京農業大学名誉教授
キーワード 竹林, 里山, 地域づくり
Key word Bamboo forest, Satoyama, local development