第135回日本森林学会大会 発表検索

講演詳細

林政部門[Forest Policy]

日付 2024年3月8日
開始時刻 11:15
会場名 412
講演番号 A5
発表題目 タンザニアのPFM政策における住民参加の実態(仮)
The Actual Condition of Local Participation of PFM Policy in Tanzania
所属 亜細亜大学
要旨本文 REDDプラスは森林減少・劣化を防止することで排出されるはずだった温室効果ガスを削減する、という取り組みであり、パリ協定の下に法的合意として位置付けられ、各国のGHG削減目標の達成に活用可能となった。REDDプラスは実施においては途上国ならびに事業者が整備・対応すべき様々な要件があり、その1つが「活動による負の影響や気候変動緩和効果の損失を最小限に抑えるための予防措置」であるセーフガードである。 最貧国かつ気候変動の悪影響に脆弱であるとされるアフリカの1カ国であるタンザニアは強い期待と共にUN-REDDプログラムなどを通じ国内の体制整備を進めてきた。同国は住民参加要件などとの整合性からも、自国で約20年にわたり実施・展開してきた参加型森林管理(PFM)事業をREDDプラス事業として適用することをまず第一に検討している。本発表では、タンザニアにおけるPFM政策のもとでの「住民参加」について、特にセーフガード要件の観点から、現地調査を通じ分析・考察することを目的とする。 当日は、2010年より断続的に行ってきた調査結果に2024年2月に実施する現地調査結果をとりまとめて報告を行う。
著者氏名 ○福嶋崇
著者所属 亜細亜大学国際関係学部
キーワード 参加型森林管理(PFM), 住民参加, タンザニア, REDD+政策, パリ協定
Key word Participatory Forest Management (PFM), Local Participation, Tanzania, REDD+ Policy, Paris Agreement