第130回日本森林学会大会/学会企画

公開日: 2019年02月26日
最終更新日: 2019年02月26日

森林環境税(仮称)及び森林経営管理法を契機とした森づくり
~森林環境税(仮称)及び森林経営管理法とは~

コーディネータ: 中村太士(国内研究機関連携担当理事,北海道大学)
日時 3月20日(水)13:30–14:30 会場:朱鷺メッセ 2F スノーホールA

 平成 30 年度税制改正の大綱において,「森林環境税(仮称)及び森林環境譲与税(仮称)の創設」が決まり,平成 31 年度から譲与が,平成 36 年度から課税(1000 円/年)が開始されることが明記されました。森林・林業白書などによれば,森林環境税(仮称)は,国税として広く国民全体(納税義務者 6200 万人)から徴収され,森林環境譲与税(仮称)として,人工林面積等の基準により市町村及び都道府県に譲与(再配分)されます。森林経営管理法を踏まえ,市町村が実施する森林の公的管理をはじめとする森林整備の財源となります。

 広く国民全体で負担する森林環境税(仮称)及び森林環境譲与税(仮称)とは,一体どのような税金なのか,どのような用途に使うことができるのか。そして導入されるに至った背景には何があるのか,森林経営管理法との関連はどうなのかなど,あらためて林野庁から説明・解説していただく予定です。学会員にとっても有用な情報となると思います。

ダイバーシティ推進ランチョンWorkshop2019
~森林学会の多様性について考える/今学会で必要なダイバーシティ推進とは?~

コーディネータ: 高山範理(ダイバーシティ推進担当理事,森林総合研究所)
竹内啓恵(ダイバーシティ推進担当主事,東京大学)
日時 3月22日(金)13:15–14:30 会場:朱鷺メッセ 2F 203・204室

 森林学会では、2018年4月に、男女共同参画部門をダイバーシティ推進部門に変更し、さらに12月には、これまでの理事・主事体制からダイバーシティ推進委員会として、運営・組織的体制を強化したところです。一方、今後学会にて多様な会員が活動しやすい環境を整えていくためには、会員が抱える問題や要望を整理・共有し、女性活躍推進、若手・ポスドク問題、外国人会員への対応など、ダイバーシティ推進に係るテーマのうち、学会として何を優先すべきなのかについて会員のみなさんと検討していくことが必要だと考えます。そこで、来たる新潟大会において、学会員の要望・意見等の情報収集を目的としたワークショップを開催し、今後、学会として進むべきダイバーシティ推進の方向性等についてみんなで考える機会を設けたいと思います。ぜひ多くのみなさまのご参加をお待ちしております(お子さんを連れてのご参加も歓迎いたします)。

日林誌に論文を出す

コーディネータ: 正木隆(日林誌編集担当常任理事,森林総合研究所)
日時 3月22日(金)17:00–19:00 会場:朱鷺メッセ 2F スノーホールA

 日本森林学会誌(日林誌)は,森林の科学的な情報や新たな知見を日本語で発表・公開する媒体として,大きな意義を有しています。日本森林学会としては,日林誌を通じて価値ある成果を社会・業界に多数発信していきたいと考えているところです。しかし,学生会員や行政分野から研究分野に異動された会員の諸氏にとっては,

 ・どの程度の内容であれば日林誌に論文として掲載される可能性があるのか?
 ・論文原稿を日林誌に投稿する際に注意すべき点はなにか?

など,投稿を前に悩むことも多いかと思います。また,投稿後においても,審査で指摘された事項に対してどのように対応すればよいか,戸惑うこともあるでしょう。このようなことから,具体的な論文投稿のアクションまでなかなか至らないこともあるのではないかと推察いたします。

 そこでこのセミナーでは,現在の日林誌の編集方針をお伝えするとともに、

 (1)日林誌の掲載対象となりうる研究成果の目安
 (2)投稿原稿を準備する段階での留意事項
 (3)掲載への早道となる審査結果対応

などについて,日林誌編集委員長,編集委員経験者,査読経験者から話題提供をいただいて質疑応答をおこない,日林誌への投稿に弾みをつけていただきたいと思います。