No.21 初代保護林 白髪山天然ヒノキ林木遺伝資源保存林

しょだいほごりん しらがやまてんねんひのきりんぼくいでんしげんほぞんりん

番号 No.21
登録年 2016年
認定対象 白髪山天然ヒノキ林木遺伝資源保存林
分類・形式 林業記念地
成立年代 大正4年
所在地 高知県長岡郡本山町
所有・管理者 四国森林管理局

白髪山天然ヒノキの利用の歴史は古く、江戸時代には、土佐藩が伐採し、吉野川を筏で下り大阪に運び城郭寺院などの建築に使っている。現在の白髪山天然ヒノキ林木遺伝資源保存林は、江戸期までの利用の歴史を経て僅かに残る美林として大正4年10月、保護林制度に基づく学術参考保護林に指定されたものである。

保護林制度は、学術の参考、風致の維持、高山植物保存等に資する森林を、国有林の経営主体である政府自らが保護していくため大正4年に発足した。白髪山天然ヒノキ林は、制度発足初年度に指定された5箇所のうち、現在も保護林であり、指定区域も唯一変わっていない。

白髪山で最も特徴的なヒノキ林は、山頂南側付近の白骨林で、風によって立ち枯れしたと思われる数千本の白骨林が緑の林冠に混在する様子は、自然の厳しさを感じさせる。2006年頃からは地元森林管理署と住民団体が連携して天然ヒノキ群生地に遊歩道を整備し、2013年から地元本山町もガイド養成を始めている。

今回、この森林の学術的価値だけでなく、保護林制度自体を評価し、林業遺産としての選定に至った。

  • 現在の白髪山保護林

  • 大正10年ごろの白髪山保護林

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