記念出版「教養としての森林学」

 2014年2月末出版予定
教養としての森林学

日本森林学会 監修
井出雄二・大河内勇・井上真 編
A5判、約260ページ

 今、日本では、近代化と大規模化による林業のイノベーション、地域の
活性化が始まっている。国際的には、地球温暖化緩和や生物多様性保全
にとって必要な森林、特に熱帯降雨林をどう保全するかが議論されている。
こうした中、人と森林の次の100 年を考えるために、グローバルな視点で
森林の全体像を俯瞰することが求められている。
 日本森林学会は創立100 周年を記念し、次代を担う若手研究者中心に
総力を挙げて本書を作成した。森林の歴史、森林生態系の仕組み、
森林の生態系サービス、人と森林の深い関係を取り上げて、
こうした課題に寄与できるように意図している。「教養として」読んでいただき、読者一人一人が人と森林の未来を考えていただければ幸いである。
(本書「はじめに」より抜粋)

 


ご購入はこちらのウェブサイトから
https://coop-ebook.jp/asp/ShowSeriesDetail.do?seriesId=MBJS-28338-120797968-001-001



略目次
 

第1部:生態系としての森林
1講:森林とは何か―統計における森林―
2講:分布―森はどこにあるのか―
3講:構造―森はどのように成り立っているのか―
コラム1:自然かく乱と人為かく乱
4講:生物多様性―さまざまな生物と森林のパートナーシップ―
コラム2:植食性動物と樹木および森林の関係
5講:地史的・歴史的変遷―森林はどのように変化してきたのか―
6講:バイオームと森林―森にはどのような種類があるのか―
コラム3:森林樹木の遺伝的変異と地史的分布変遷

第2部:森林の機能
7講:森林の多面的な機能―生態系サービスとは何か―
コラム4:生態系サービスと森林管理
8講:供給サービス―どんな資源が得られるのか―
9講:調整サービス―どのように環境が制御されるのか―
10講:文化的サービス―なぜ気持ちが休まるのか―
11講:基盤サービス―どのように保たれるのか―
コラム5:森林生態系の基盤サービス、調整サービスの原発事故による再認識

第3部:世界の森林と人間活動
12講:熱帯林―グローバルな気候変動・森林保全政策とローカルな資源利用―
コラム6:ボルネオ先住民の行動原理
13講:照葉樹林―文化を育む豊かな森―
14講:硬葉樹林―地球と人間の歴史の証―
15講:サバンナおよび砂漠―脆弱で広大な生態系―
コラム7:乾燥地の砂漠化と緑化
16講:落葉広葉樹林―四季を彩る林―
コラム8:コナラ属―温帯林で最も栄えた樹木たち―
17講:北方林―凍土と火災が織りなす森―
コラム9:周極域についての誤解

第4部:日本の森林と森林学
18講:潜在的な森林帯―日本にはもともとどんな森林があったのか―
19講:現実の森林―人間活動によりどのように変化してきたのか―
コラム10:森林工学の視点
20講:森林の管理と政策―森をどのように扱えばよいのか―
コラム11:森林を美しく維持するには、手を加えるべきか、加えるべきではないのか?
20講:挑戦―森林研究の多様なベクトル―
コラム12:分子生態学の観点から
コラム13:森林学者の生き方


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