男女共同参画関連100周年特別セッション
男女共同参画の実現から ダイバーシティの推進へ
~100年後の森林と人類のために、森林分野のあり方を考える~

 日時:  2014年3月28日(金)13:00-16:00 
   
 場所:  大宮ソニックシティー小ホール 
   
 話題提供:  佐藤宣子(九州大学教授)
 Margaret A. McKean
(デューク大学政治学部教授)
 Frances Seymour
(世界開発センターシニアフェロー、前CIFOR所長)
 三浦祥子
(林野庁 研究指導課課課長補佐) 
   
 司会:  田中憲蔵(森林総研)・木村恵(森林総研) 
   

 日本森林学会は、設立から100年の間、森林が持つ様々な機能、価値や森林と人間との関わりに関する科学的な知見を深め、森林科学の発展および人々の生活や文化の向上に貢献してきた。だが、これらを担ってきた学会員の大部分は男性であり、森林の研究がジェンダーの視点をもって行われることもほとんどなかった。
 森林分野の研究者における男女共同参画の実現は、この10年、日本森林学会が重要な課題として位置づけ、様々な取り組みを行ってきたテーマである。その結果、学会活動における女性の参画が増加するなど、少しずつ変化も現れている。これらの活動を通じて気づくのは、若手研究者のキャリアや研究者のワーク・ライフ・バランスの問題など男女共同参画に関わる課題として取り上げられてきた問題の本質が、男性か女性かの問題に止まらず、研究者としてのあり方や働き方の多様性をいかに受け入れ、活かす仕組みを築くかにあるという点である。性別というのは、年齢、人種、障がいの有無などの個々の人々が持つ個性の1つであり、人間のもつ多様性(ダイバーシティ)の1つである。男女共同参画の実現は、こうした様々な人々の個性が尊重され、多様な人材が活躍できる「ダイバーシティ尊重社会」の実現への第1歩となる。
 森林と人間の関わりは、産業、生活、社会、文化など多様である。そうした森林の利用や管理といった活動、それらに関わる意思決定の場において、女性をはじめとするマイノリティ・グループの参画を推進し、多様な人々の能力や視点を活かした森林と人間の関わりを築くこと、すなわち森林と人間の関わりにおけるダイバーシティの推進もまた、「森林と人類の未来」を考えるうえで欠くことのできない重要なテーマである。
 そこで、今回、国際的に第一線で活躍する2人の女性が来日されるこの機会に、森林分野におけるダイバーシティの問題について、ゲストと参加者がともに、性別、世代、専門分野、国境を越えた議論を展開する場として、オープン・ディスカッションを行いたい。
 このディスカッションの後、日本森林学会による「森林分野におけるダイバーシティ推進宣言」の採択を行いたい。


                            案内チラシ                   案内チラシ2 
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    主催:  日本森林学会男女共同参画担当
    後援:  男女共同参画学協会連絡会

     ※学会員以外の方も 無料で参加できます。
      事前登録は必要ありません。


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