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第127回日本森林学会大会:学会企画1

和文の論文執筆や審査の経験を共有しよう
-投稿原稿,審査に対する回答書,そして査読レポートの書き方を中心に-

コーディネータ: 正木 隆(日本森林学会理事,森林総合研究所)
柴田銃江(日本森林学会理事,森林総合研究所)

日時 3月27日 17:30-19:30 会場 1号館123講義室

森林学会大会での発表件数は,この 20 年間おおむね増加傾向にある。最近は毎年 800 件以上の発表があり,非常に盛況である。その一方,日林誌,JFR,および関連学会誌等に発表される論文数はさほど増えていない。森林科学では事例の積み重ねが重要であることを考えると,非常にもったいないことであると思う。宝となりうる学術情報がなるべく多くの人がアクセスできる形で(すなわち論文として)残ることは,森林科学の発展につながるはずである。

大会での発表内容が論文として投稿されない背景には,大学院に進学する学部生や研究職に就く大学院生が減ったこと,地方研究機関の研究員が行政に異動するケースが増えたこと,などがあるだろう。ともすれば,論文を一度も投稿した経験のないまま,研究から遠ざかっていく会員も多いのではないだろうか。そこで手始めに,論文を書くこと,投稿することの心理的なハードルを下げることから考えてみたい。

このシンポジウムでは和文誌(例えば日林誌や関連学会誌)への論文投稿・審査を念頭に,大学で学生の論文執筆の指導に携わる研究者,および地方研究機関で行政に近い位置にいながらも論文を発表されてきた研究者の方をお招きし,これまでの経験談をご紹介いただく。そして,学生が投稿論文を初めて書くときにつまずきがちなポイントは何か?通常業務の中で執筆時間を作るためにどのような工夫ができるか?こういった経験を聴衆の皆様と共有したい。さらに,査読をする立場からも,論文審査ではどのような点が重視され,どのような回答をすれば論文受理への近道となるか,の観点からも話題提供をいただく。

このセミナーに参加された会員諸氏が,なんとなく論文が簡単に書けるような気分になり,そのモチベーションを保ったまま日大大会での発表内容を,日林誌を初めとする学術誌に投稿されることで,森林科学の発展につながっていけばたいへん喜ばしいことと考えている。

(1)わかりやすい論文を書こう 比屋根 哲(岩手大学)
(2)日林誌への挑戦 江崎功二郎(石川県白山自然保護センター)
(3)査読レポートを書く側と受けとる側 溝上 展也(九州大学)