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2017年度林業遺産(No.25)我が国初の森林鉄道「津軽森林鉄道」遺構群及び関係資料群

津軽森林鉄道は、動力車による牽引を前提とする日本で最初の森林鉄道で、明治42(1909)年11月30日に竣工した。青森市沖舘の青森貯木場を起点とし、全長は本線だけで67kmにおよび、日本で建設された全森林鉄道の中で最長を誇る。また、51路線の支線、分線を含めた総建設延長は283km、実運用最大延長は昭和33(1958)年の235kmであり、これらも日本最大である。

また、森林鉄道の動力車として最初に導入されたボールドウィン社製蒸気機関車は、その後、各地の森林鉄道において活躍した。なお、分水嶺を越える路線としても最初のものであり、2本の隧道が設けられるなど、その後の森林鉄道建設の基準となった。

現在、本支線の軌道跡、相ノ股隧道、ヒバ製及び鋼製橋梁等の遺構が豊富に確認され、ディーゼル機関車、客車なども保存されていることに加え、開設当初からの林道台帳および図面や写真類が多数保存されている。最近では、NPOによって森林鉄道遺構を巡る「奥津軽トレイル」が設定されるなど地域活性化の対象としても見直されており、遺構や車輌、資料群に林業遺産の価値が十分にあるとして選定した。

認定対象: 【搬出関連】相ノ股隧道、ヒバ製及び鋼製橋梁等の主要遺構、幹部視察用客車あすなろ号、協三工業4.8t内燃機関車、モノコック鋼製運材台車、六郎隧道扁額
【資料群】関係営林署別旧林道台帳、津軽森林鉄道関連地図、実測図面類、写真類

所在: 青森県青森市、五所川原市、東津軽郡外ケ浜町、同蓬田村、北津軽郡中泊町

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津軽森林鉄道の写真類