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2016年度林業遺産(No.20)蒸気機関車「雨宮21号」と武利意・上丸瀬布森林鉄道遺構群

「雨宮21号」は、国内で唯一の動態保存された森林鉄道蒸気機関車である。本機は、1928(昭和3)年に東京「雨宮製作所」で製造され、国産初の林鉄蒸気機関車として当該森林鉄道に導入された3台のうちの1台である。1962(昭和38)年に森林鉄道が廃止になった以降も唯一解体を免れ、その後、地元有志により修繕が行われた。

現在、「雨宮21号」は、森林鉄道の軌道敷を一部利用して丸瀬布森林公園内に敷設された線路上を定期的に運行しており、薪を燃やして実際に走行する姿は、森林鉄道全盛時の蒸気機関車の姿を今だにとどめる唯一の例として極めて価値が高い。

森林鉄道関連遺構に関しては、町内のボランティア団体によって調査が進められ、橋脚や路盤などの遺構が確認されているほか、森林鉄道軌道跡をめぐるツアーが開催されている。また、森林公園内の郷土林業館にはかつて使用された林業関連の道具などが展示されており、地域の林業発展の歴史が総合的に体験できるようになっている。

学術的価値もさることながら、交流人口の確保にも役立てている稀有な例であり、林業遺産として選定する。

認定対象: 森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」、武利意・上丸瀬布森林鉄道関連遺構群

所在: 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布中町
遠軽町・丸瀬布総合支所・産業課・農林商工観光係

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「雨宮21号」の現況

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