本会の田中憲蔵会員(森林総合研究所)が、財団法人農学会より第10回日本農学進歩賞を授与され、平成23年11月21日に授賞式および受賞講演会が行われました。
受賞業績は「熱帯林の炭素固定機能の解明と森林修復技術の開発」で、その概要は次の通りです。
【概要】熱帯林は巨大な炭素蓄積機能を持ち、地球規模での気候変動の緩和に貢献しているが、その詳細は未知の部分が多い。本研究では、熱帯林を構成する高木から低木までの様々な樹木について、葉の二酸化炭素固定能力を正確に評価し、森林単位での二酸化炭素収支の解明に不可欠な知見を集積するとともに、劣化した熱帯林の地下部を含むバイオマス推定モデルを開発し、劣化してからの炭素蓄積量の回復過程を解明した。また、劣化した熱帯林に様々な郷土樹木の植林試験を行い、葉の環境順応特性から適地適木を選抜する簡便な指標を見出し、適切な植林技術を開発した。

第10回日本農学進歩賞受賞者(後列左から一人目が田中会員)


